世界のプラスチックを取り巻く現状
軽量でありながら耐久性、加工性に優れたプラスチック。今では様々な用途で使用されています。
しかし、プラスチックの原料となる石油を含む消費量は 2050年 までに現在の 2倍 になることが予想され、気候変動や環境汚染などといった観点から、資源を大量に採掘・廃棄する一方、通行の消費から、責任ある資源の使い方を推進することが急務です。
プラスチックの年間廃棄量は2倍以上
日本人1人あたりのプラスチック廃棄量は世界2位
日本の廃プラスチックの処理現状
日本におけるプラスチック廃棄量は年間 822万トン にのぼります。(2020年度実績)リサイクルが進んでいる印象があるプラスチックですが、「マテリアルリサイクル」※1と「ケミカルリサイクル」※2を合わせても、リサイクル率は 24% にとどまっています。
希少な天然資源である石油を原料としている側面からも、資源循環への取り組みが強く求められています。
日本では廃プラスチックの76%が焼却、または埋め立てられています。
※1 マテリアルリサイクル
廃プラスチックをプラスチック原料としてプラスチック製品に再生する手法。材料リサイクルともいう。
※2 ケミカルリサイクル
廃プラスチックを科学的に分解するなどして、化学原料に再生する手法。
※3エネルギー回収
廃プラスチックを焼却して熱エネルギーを回収したり、固形燃料にしたりする手法。
海洋プラスチック
海洋プラスチックは、生態系を含めた海洋環境の悪化、海岸機能の低下、景観への悪影響、船舶航行の障害、漁業や観光への影響などの問題を引き起こしています。
ある研究の推計によると、不適正な処理のために世界全体で年間 800 万トン* を超える海洋プラスチックが陸上から流出しています。地球規模での環境汚染が懸念される問題です。
※出典:WORLD ECONOMIC FORUM (2016)
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