かけがえのない地球資源である天然木材と、石油からできたプラスチック。
これまで、これらの大半は使い終わった後は焼却されたり、埋められたりしてきました。
私たちハンディテクノはこうした状況に対し、使い終わった木とプラスチックを『燃やさない、捨てない』という理念のもとに、100%リサイクル原料で生産される再生木材の普及を目指しています。
自然への貢献、人類への貢献
ハンディテクノは『燃やさない、捨てない』の理念のもと、環境素材があたりまえの時代を目指し、日々技術開発・製品開発を行っています。
ハンディテクノの再生木材事業の特徴は「自然(地球環境)」と「人類(消費者)」への貢献です。
再生木材の主原料である「木」と「プラスチック」は、いずれも国内で回収されたリサイクル材です。「木」は製材所から出る端材や切削屑、木質建材廃材や家具ボード廃材(MDF)等の『未利用木材』です。
そして「プラスチック」は、容器包装リサイクル法に基づき自治体が一般家庭から回収したプラスチック廃棄物などの『リサイクルプラスチック』です。
これらは雑多な素材が混ざり合っているために製品の原料としてコントロールすることが非常に困難な素材として、大半が再利用されることなく、燃やされたり捨てられたりしてきました。
しかし、これらも貴重な地球資源から作られたものです。ハンディテクノは木の枝やスプーン1杯の石油までも永遠に使い続けるという思想のもと、燃やしたり捨てたりせず原料マテリアルとして再利用できる、独自の環境素材技術を世界で初めて確立しました。
この技術により製品化された再生木材は、地球資源を最大限に活用できるだけでなく、燃やされていたら発生したであろう温室効果ガスの排出削減もつながり、地球環境へ貢献しています。
しかし、いかに環境に良いとしても人々に広く利用されなければ存在する意味がありませんし、価値も生まれません。そのためには製品が多くの用途に利用でき、製品に必要な5つの重要なポイントである「適正な価格」「安定供給」「利用が容易」「安全・安心」「美しさ」をクリアすべきだとハンディテクノは考えます。それでこそ、様々な人や用途にピッタリと合う製品を提供でき、貢献できると考えているからです。
環境素材があたりまえの時代を目指して
減り続ける森林
古来、森林は私たちの生活に様々な恵みを与えてくれる貴重な存在でした。しかし近年、熱帯林を中心に年間で日本の国土の2割にも相当する森林の減少は動植物の絶滅やCO₂の吸収・蓄積ができなくなる原因にもなっており、森林をこれ以上減らしてはいけない状況にあります。
それでも年間2000万トンともいわれる廃木材の大半は燃やされたり、捨てられているのです。
限りある石油
現代生活を石油由来の燃料や樹脂を抜きにして語ることはできません。しかし石油は限りある地球資源です。そのため多くの産業界で石油資源の有効活用に取り組み、廃プラスチックも有効利用率が高まっています。しかし未だに埋め立てや単純焼却が4割近くを占めています。有効活用量と言われる2割さえも、熱利用という形で燃やされています。
サスティナブルな環境づくりへ
こうした状況を踏まえ、ハンディテクノは「燃やさない、捨てない」という理念のもとに、かけがえのない地球資源の使用を抑制し、少しでも永く有効に活用するサスティナブルな環境づくりを目指しています。
サスティナブルな環境づくりに貢献
サスティナブルな環境づくりのため、原材料面、生産面、製品面で様々な取り組みを行っています。
100%リサイクル原料
主原料の『木材』と『プラスチック』は、100%リサイクル素材です。『木材』は家具工場などから出る木片や木質建材廃材、『プラスチック』は家庭から回収された容器包装材を使用しています。
地域で発生した原料を使用可能
原料の木材、プラスチックは、ともに地域の生活や企業活動から恒常的に排出されるものです。
例えば、廃プラスチックであるレジ袋や洗剤容器などは生活になくてはならないものばかりです。
安全な原料
リサイクル原料を使うとき、最も重要なことは安全性です。そのため原材料の収集から製造まで、何段階にも渡る工程の中で、安全であることを第三者機関などで確認しています。
地産地消型工場
地域の生活から出た廃プラスチックや企業や製材所から出た廃木材を製品として蘇らせ、同じ地域で利用する「地産地消型工場」とも言うべき地域循環型システムの展開を進めています。
コンパクトな設備
再生木材の製造は全工程を同一工場内で行うことで、移動の最小化を図っています。また、従来の1/2程度のコンパクトな設備で製造することで電気、水等の使用量を削減しています。
原料生産技術の深化
再生木材技術の原材料、製造プロセス、製品、施工、市場について熟知した専業企業ハンディテクノが企画、開発、製造し、常に改善、改良を行っています。
長く使用できる耐久性
かけがえのない地球資源を長く使用するため、再生木材に蘇らせるだけでなく腐らない、色あせにくいという耐久性を高め、ライフサイクルの長期化を実現しました。
利用しやすい製品設計
いくらエコ建材として優れていたとしても、
普及しなければ意味はありません。汎用性の高い断面設計や専用工法などをご用意することで、建材としての使いやすさを追求しています。
何度でもリサイクル可能
リサイクル材を使用しても、使用終了時に廃棄するしかないというのは問題です。ハンディテクノの再生木材であれば、回収・粉砕し再度同じ製品として蘇らせる「多回リサイクル」が可能です。
環境に関する認証
スロームウッドは使われる原料だけでなく製品のライフサイクル全体を通して環境保全に取り組んでおり、環境に関する各種認証を取得しています。
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